父の狩猟の話し2

前回は父の冬の楽しみ狩猟の話しをしましたが、その続きを今日はお話ししますね!

ある冬の朝、雪が降ってたので朝の登校は父に車で乗せていってもらいました。

途中、しきりに林の方を気にする父。

そして車が止まりました。

父が見てる方を見てみると木の根本のあたりが少し動いている。

野ウサギ発見です。

野ウサギは冬はカモフラージュのため雪と同じく白くなります。坂道になっているところに生える木の根本がちょうど穴のようになっていて、そこでウサギが休んでいたのでしょう。

見えにくいのですが、父の目には見えたのですね。

そのまままた車を発進させるかと思ったらバックしてUターンしたんですね。

そうです。ライフルをとりに戻ったんですね。

私たちは登校するためですが、父は出社するために向かってたので、いいのかなぁ〜

でもなんか聞けないなぁとかぼんやり思っていた気がします。

ライフルを持って戻ったときにはもうウサギの姿はなく、学校に遅れて行ったのかどうだったかは覚えていませんが、父のハンターの血が騒いだ朝でした。

20代後半くらいから、やっぱり田舎がいいなぁとか自然溢れるところに住みたいなぁと思っていました。

30代になってからはますますその気持ちも高まっていきましたが、今の仕事もありますし、なかなかきっかけもなく過ごしていました。

ある時、 TVで狩猟の事をやっていました。

増えすぎたシカなどが農作物被害を与えたり、人の生活環境に被害を与えたりするのを抑制するために、ハンターがシカなどの生息数を適切な頭数にするようなものでした。

父の場合は趣味の一環だったと思いますが、ハンターの役割ってこういうこともあるんだーと思いました。

人と動物がどうやったら共存できるか、また食物連鎖がある限り、ある動物だけが増えても生態系が崩れてしまうんだなぁと色々とふに落ちて漠然と私もそういう活動してみたいなぁと思ったのです。

もともと自然動物に関係するような活動には興味がありました。

父の血も引き継いでるかもしれませんが、

私は自然動物の保護や人と動物の共存するための環境作りなども踏まえて、もしかしたら数年後にはハンターになってるかもしれません笑

yuko