父の狩猟の話し

今日は冬の父の楽しみ、狩猟について話しますね!

少しグロテスクな話しもあります。かわいそうと思う人もいるかもしれないので苦手な人は見るのを控えて下さいね!

冬になると父は犬を連れライフル銃をもち山に狩猟に出かけます。聞いた事はないですが、多分趣味ですね。さすがに普段食べる肉などは買えたので生活のためではなかったと思います。

はっきりとしたルールはわかりませんが、いつでもなんでも銃で撃っていいわけではなく、○月〜○月までが山鳥でとか山ウサギでとか決まっていたみたいです。あとはメスは撃ってはいけないとか。

ウサギはオスかメスかはわかりづらいのでルールはないかもしれませんが、キジはオスがとても華やかな色をしてますし、山鳥は尾っぽが長いのが特徴だったと思います。

しとめて帰ってきた日は軒下に逆さまに吊るし、多分血抜きをしてるんですね。

これも私にとっては幼い頃からの冬の当たり前の光景でかわいそうとか気持ち悪いとかなかったんですね。

かといって美味しそうとも思いませんよ笑

山鳥やキジは毛をむしり取る作業の手伝いもしました。そして父が自らさばきます。私も興味深々でいつもみてました。そして父が色々解説してくれます。ここが胃袋だよとか腸だよとか、まさしく解剖学習のようですよね。

冬の時期ですから大した胃袋には入ってませんが、時々木の実や葉っぱのような物が入ってて、こういう物を食べて生きてたんだなぁと冷静に思ってました。

鳥は新鮮なので刺身で食べられる部位もあり、さっぱりとしたタイの刺身のような感じでした。あと、肝もその場で塩をまぶして七輪で焼いて食べました。臭みが全くなく、とっても美味しかったのを覚えてます。

大人になってからの方がお店や買ってきたレバーが苦手で食べられなかったのは新鮮な鳥レバーを知ってしまったからかもしれませんね。

だいたいあとは山鳥汁やきキジ汁、ウサギ汁にして食べましたね。

ドンガラ汁といって骨ごと頭も丸ごと入りたくさんの野菜と煮込みます。いわゆる豚汁の鳥やウサギバージョンですね。

こういうときは親戚や学校の先生を呼んだりして振る舞ったりもしました。今思えば嫌な人もいたんではないかなぁと思います。

私は大好きでした。冬の楽しみでした。

 

自宅ではウサギも木箱にたくさん買ってました。と言ってもペットのような感じではなく家畜ですね。名前もなく、半分外のようなところで買っていて、弱ったり歳をとったうさぎは食卓にでてきたりしてました、、、

ウサギ愛好家の方すみません💦

やはり名前もつけてなくペットという概念はないのであまりかわいそうというのはなかったんですね。ありがたくいただいておりました。

みんなのうちでも食べてると思ってました。

家畜のウサギと山ウサギの違いはやはり山ウサギは引き締まった筋肉ですね。後ろ足が発達してますし、耳も大きく、長く前足も長い感じです。冬と夏では毛の色が変わるので、冬は基本白いですが、少し茶や黒っぽい毛が混じってるウサギもいて、そういうのを観察するのも楽しかったのを覚えています。

父は冬以外はライフルの手入れをしたり、練習にも行ったりしており、私も練習場に連れて行ってもらった事があります。

 

今でこそジビエ料理のお店などを聞きますが、食べたことのない人の方が多いですよね。

やっぱり貴重な体験でしたね。

最後に父が私に見せてくれたことは命の大切さを伝えたからだったのかなとも今となっては思います。

次回も少し続きをかきますね!

yuko